ほかのイルカのように細長く先がほんの少し上向きになったくちばしをしており、歯は上下にそれぞれ30から36本生えている。小さな目は顔の上の方にある。
ヨウスコウカワイルカは普段つがいで動き、それらが集まって10頭ほどのグループを形成する。
長江の濁った水中では視力はほとんど役に立たない。元々視力の弱いヨウスコウカワイルカは、高度に発達したエコロケーション能力を使って餌を見つける。
近年、ヨウスコウカワイルカの数が減少した主な要因は、電気を用いた違法な漁業で死亡原因の40%を占めるとされる。また水質汚染、ダムや水門によって川の支流や湖に魚が回遊できなくなってしまったことも大きな要因である。