ブタアシバンディクートPig-footed bandicoot

1950年代絶滅

LOST ZOOのブタアシバンディクート

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    ブタアシバンディクート

    この60数年間で初めて、ブタアシバンディクートが我がLOST ZOOで展示されている。本種は夜行性の動物で、日中は住処で眠り、夜間に出現し鋭い嗅覚を使って食べ物を探す。

    ブタアシバンディクート

    ブタアシバンディクートの毛は短くて硬い。背面は灰色か橙褐色で、下部は薄茶であった。

    ブタアシバンディクート

    背中に濃い筋があり、目くらませのカモフラージュの役割を果たしていたかもしれない。

    ブタアシバンディクート

    鼻口が長く先がとがっていて、長い前肢には二つだけ機能する指があった。ブタアシの名はここからきている。

    ブタアシバンディクート
    • バンディクートは小型のオーストラリア固有の有袋類である。前肢の鋭い爪で浅い楕円形の穴を掘り、そこに小枝や草を使って巣を作った。日中は巣の中や丸太のくぼみ、石の下、草で覆われた川岸で休み、夜中に活動した。
    • 肩の高さ:20cm
    • 頭胴長:25-50 cm
    • 尻尾の長さ:10-14 cm
    • 体重:200 g
    • 生息地:オーストラリアの乾燥または半乾燥平原
    • 絶滅:ブタアシバンディクートの数は、19世紀半ばには減少傾向にあった。1926年に目撃されたが、その後は1950年代にアボリジニがオーストラリア奥地で目撃したのが最後とされる。
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