ヒースヘンは北米のソウゲンライチョウと非常に似ているが、やや小型である。
雌雄差があり雄は雌と違って目の上に羽のようなとさかと、頭部に黒っぽくて細長い羽があり、それを持ち上げたり首に沿って寝かしたりできる。また、首の両側に丸くて毛のない箇所がある。
雌を引き付けるために雄は首の両側にある鮮やかな気嚢を膨らませる。そして尾羽で音を立て、長く伸びた羽を目や頭上まで上げる。
ヒースヘンはブーミングと呼ばれる求愛行動をいつも同じ場所で行う。縄張り意識が強く、雄は必ずレックと呼ばれる集団求婚場所を守る。