オオウミガラスGreat auk

1852年絶滅

LOST ZOOのオオウミガラス

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    オオウミガラス

    飛べない海鳥オオウミガラスは、今なお最大のウミスズメの種である。

    オオウミガラス

    黒いオオウミガラスの腹部は白い。このウミスズメの特徴は目の上の大きな丸くて白い斑点と、巨大な黒いくちばしで、その上下くちばしには8本の溝が横断する。

    オオウミガラス

    翼が極端に短く、体が大きかったためにオオウミガラスは飛べなかった。陸上ではよちよち歩きだったが水中では活発に動き、泳ぎと潜りは得意であった。

    オオウミガラス

    オオウミガラスの天敵はホッキョクグマで、本土の海岸から遠く離れた岩ばった島にのみ巣を作った。

    オオウミガラス
    • オオウミガラスはウミスズメ科の飛べない海鳥で、カナダやアメリカ北東部、グリーンランド、アイスランド、ノルウェーやイギリスなど寒い北大西洋海岸沖の岩ばった島に生息し、極度に密集して集団繁殖した。
    • 体長:75cm
    • 体重:5kg
    • 巣と卵:巣は作らず、岩肌に直接卵を一つ産んだ。卵は白地に茶色い斑点や筋があり長径12-13cm、幅は最大で7.5-8 cmあった。
    • 生息地:繁殖期にのみ島に現れ、それ以外は寒い北大西洋の海で餌を探して過ごした。
    • 絶滅:羽毛や肉、脂肪や油を採取するために乱獲され絶滅に追い込まれていった。また、絶滅寸前になり希少価値が増したため、ヨーロッパの博物館や収集家がこの希少な種の表皮や卵を欲したことが、絶滅に追いやったもう一つの原因である。1844年7月にアイスランドの海岸沖の島で最後の生体2頭が殺された。1852年の目撃情報が最後の記録とされている。
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